赤い帽子、ふわふわの白いひげ、そして空飛ぶそりに乗ったおじいさん。そう、我らがサンタクロースです。
でも、実は国ごとにちょっと違った「ご当地サンタ」がいるんです。
今回は、そんな世界のユニークなサンタたちを覗いてみましょう!
そもそもサンタクロースって?
サンタのルーツは4世紀頃の司教「聖ニコラウス」。
彼は貧しい人々に金貨を煙突から投げ入れたりと、ハートフルな伝説を数多く残した人物です。
の物語が、やがてアメリカで「Santa Claus」に進化し、コカ・コーラの広告で赤白ファッションが定着。世界中に広がったのです。
けれど、国ごとに昔からの独自バージョンが健在。ではその一部をご紹介!
フィンランドの「ヨウルプッキ」
直訳は「冬至のヤギ」。
かつては物乞いの老人だった彼は、なぜか徐々にサンタ風の優しいおじさんに進化しました。
でもトナカイのソリはなし。玄関をノックして「いい子はいるかい?」と登場するスタイル。お手伝い妖精「トントゥ」も大忙し!
ドイツの「聖ニコラウス」
ドイツではサンタクロースではなく、聖ニコラウスその人がやってきます。
12月6日に靴を外に出しておくとお菓子がもらえますが、油断大敵。
悪い子には黒いサンタ「クネヒト・ループレヒト」が石炭を仕込む可能性もアリ。朝の靴チェックは子どもたちの心臓バクバクイベントです。
ロシアの「ジェド・マロース」
直訳すると「寒波じいさん」。魔法の杖に青いローブ、孫娘スネグーラチカを伴って登場します。
最近はなんだかんだで赤いローブも取り入れて、ちょっぴりアメリカナイズ。
アイスランドの「ユールラッズ」
13人兄弟の妖精が12月12日から日替わりでいたずらにやってきます。
靴にプレゼントを入れるか、腐ったじゃがいもを入れるかは子どもの行い次第です。
彼らの母グリーラは……とっても子ども好き。それはもう、食べちゃいたいくらい!
オーストラリアの「波乗りサンタ」
真夏のオーストラリアでは、サンタも半ズボンでサーフィンに乗って登場。
南国ムード全開でプレゼントを届けます。動物たちとのんびり過ごす姿が新鮮です!
サンタ追跡でさらに盛り上がれ!
アメリカのNORADがクリスマスに展開する「サンタ追跡プロジェクト」。世界を飛び回るサンタの動きをリアルタイムでチェックできます。
さて、今年のクリスマスはどんなサンタが訪れるでしょう?
「まだサンタを信じられない!」なんて人、いっそ世界中のサンタたちに会いに行ってみては?その際は、海外旅行保険もお忘れなく!