楽しいはずの海外旅行、しかし「スリ」に遭うリスクがつきまとうことを忘れてはいけません。
貴重品が盗まれたら、せっかくの旅行も台無しです。
そこで、スリ被害を防ぐための対策と、万が一被害に遭った場合の対応方法をご紹介します。
旅行中に遭遇する犯罪ナンバーワン!
日本では満員電車でのスリ被害のイメージがが強いですが、海外では街中や人通りの多い路上でも日常的に発生します。観光客だとわかりやすい格好をしていると、特に狙われやすくなります。
散策中も「スリに遭うかも」と意識して行動しましょう。
海外旅行に多いスリの手口
公共交通機関でのスリ
日本と同じように、地下鉄・電車・バスなどの公共交通機関はスリの温床です。
乗り降りの際にポケットやカバンから貴重品を抜き取る手口や、駅に停車する直前に逃げ去る手口が多いです。常に持ち物などの手回り品を確認し、周囲に気を配っておきましょう。
路上でのスリ
観光客を狙った複数人のスリも存在します。現地の人が笑顔で「案内しましょうか?」と話しかけ、気を取られている間に別のもう一人が貴重品を抜き取る手口が典型的です。
見知らぬ親切には要注意です。
カフェやレストランでのスリ
席を取るためにバッグやスマホを置いてその場を離れると、すぐに盗まれる可能性があります。
料理やメニューに気を取られているタイミングにも注意が必要です。
ショッピング中のスリ
ショッピング中も油断禁物。
魅力的な商品に気を取られている間や、商品の説明を受けているときにスマホや財布を狙われることがあります。レジで貴重品を出し入れする際も注意しましょう。
観光スポットでのスリ
観光スポットでは、すばらしい景色に夢中になっている間に周囲への警戒心が薄れがち。後ろからそっと近づいて貴重品を抜き取る手口があります。
手に持ったスマホやカメラを強引にひったくられることもありますが、土地勘のない場所で追いかけるのは難しいでしょう。
旅行中のスリ対策ポイント
派手な服装やブランド物を避ける
おしゃれも楽しみたいですが、華やかな服装や高級ブランド物を身に着けていると、お金を持っている観光客と思われ、狙われやすくなります。シンプルで地元に溶け込むような服装を選びましょう。
貴重品は取り出しやすいポケットに入れない
貴重品はファスナー付きのカバンに入れ、人前でなるべく取り出さないようにしましょう。ズボンや上着、カバンの外ポケットなど、取り出しやすいポケットには注意が必要です。
歩きスマホをしない
スマホを見ながらキョロキョロ歩いていると、土地勘のない観光客だと見抜かれやすくなります。地図などを確認したい場合は立ち止まり、壁を背にするなどの対策を取りましょう。
貴重品から目を離さない
テーブルや椅子の上に荷物を置いたまま席を離れたり、バスや電車でうたた寝をするのは危険です。セキュリティポーチやワイヤーロックを活用し、貴重品を体から離さない工夫が有効です。
写真のバックアップを定期的に取る
もしスマホやカメラが盗まれてしまっても、思い出だけでも手元に残したいものです。クラウド保存などを活用し、定期的にバックアップを取りましょう。
海外旅行保険に入る
海外旅行保険では、怪我や病気のサポートの他に、盗難・スリ被害に対する保障もあります。事前に保険に加入し、万が一の被害に備えましょう。
スリ被害に遭ったら
カード会社や携帯会社に連絡する
まずはカード会社や携帯会社に連絡し、利用を停止してもらいましょう。不正利用を防ぐために、スマホの遠隔操作ロックも有効です。
警察に被害届を出す
現地の警察に被害届を提出しましょう。盗まれたものが発見される可能性が高まります。
大使館や領事館に連絡する
パスポートが盗まれた場合は、日本大使館で再発行手続きを行います。パスポートのコピーや写真があると手続きがスムーズです。
保険会社に連絡する
加入している保険会社に連絡し、今後の対処法を確認しましょう。
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万が一に備え、しっかりと対策を講じて楽しい海外旅行をお楽しみください!